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六花の舞う頃

ゆるゆるお絵描き。エジプト神話創作がメインです。

緑色の騎士達

個人的な話ですが……先日、新しく子猫をお迎えしました。
保護猫の男の子なんですが、お迎えした矢先その子猫に病気が発覚して。
通院や治療でしばらくバタバタだったよ……。病気自体は先天性で治るものでもないようなので、おそらく通院も一生になると思いますが、うまく病気と付き合っていければなーと。
今のところ通院と投薬で落ち着いてますし、本人はすっかり子猫らしいヤンチャぶりを発揮して先住猫にちょっかい出しては怒らせたりもしてますがw

で、本題!
先日言ってた「グリーンランタン:シネストロ・コァ・ウォー」ですが、やっぱり事前解説が必要かな?と思い……。「シネストロ~」に至るまでの経緯や、ついでにグリーンランタン全般についてもざざっと解説しちゃうよー!(一応調べて書いてますが、時期によって設定が変わってたりリサーチ不足な点はご容赦ください…)

次回紹介する「シネストロ・コァ・ウォー」は、ライターであるジェフ・ジョーンズ氏が手掛ける
「グリーンランタン:リバース」からの続きであり、続刊「ブラッケスト・ナイト」へと続く三部作「ウォー・オブ・ライト」の第二弾となります。
なので先に「リバース」を読んでおくと、より「シネストロ~」も楽しめるかな?と。
(「リバース」は邦訳も出てるので、余裕あれば是非~)
ちなみに「ブラッケスト・ナイト」も今度邦訳の出版が決まったそうで……待ってた!!
グリーンランタン知った時からずっと気になってたエピソードだったので…!
手元に来るのはまだまだ先になりますが、こちらもいずれ紹介できたらなーと思います。


まずはグリーンランタン、そして彼らと対立する事になるシネストロ・コァについて!
以前紹介した記事と被ってる部分もあるけど……w

「グリーンランタン(以下GL)」というのは、グリーンランタン・コァ(組織)に所属する隊員の事です。つまり一言でグリーンランタンといっても何人もいる……という事になりますねw
GLの世界では感情とそれに対応する色があり、緑色は「意志」、黄色は「恐怖」の色となります。
(本当は他にもあるけど、取りあえず今回はこの2つを押さえといてもらえればと…)

ランタン隊員の持つパワーリングはここで書いた以外にも様々な機能がありますが、最大の特徴はなんといってもイメージした物体を光で作り出すソリッドライトです。
ソリッドライトの造形もそれぞれ個性があって、例えば建築家でもあるジョンは機械などの正確で緻密なものを得意とし、ガイは攻撃的な武器を作って力押し……みたいな。リス型の隊員はドングリ作って攻撃、みたいな遊び心もあったりしますw
ちなみに「GLは殺人NG」は「シネストロ・コァ・ウォー」でも重要ポイントですよ~

次はそんなGLについて……GL側の主役となるハルとカイル!

ハルの所で名前が出てるパララックスは、簡単に言えば「恐怖」の化身的な存在で、それがハルに憑りつき、暴走してコァを壊滅させかける大事件を引き起こした……という過去があります。
(詳しくは後述)
そのためコァが復興しGLに復帰した今でも、他の一部の隊員とは溝ができている……というのが「シネストロ~」開始時点でのハルの立場となります。
「恐怖」を象徴するパララックスとは反対に「意志」を司る存在はイオンと呼ばれ、こちらはカイルに憑依しています。

こちらがイオン。見た目は巨大な魚?っぽい感じですかね……。

そのハルの過去と、「シネストロ・コァ・ウォー」に至るまでのざっとした経緯。

……ホントに……どんだけ波瀾万丈なんだ(笑)
この中で邦訳されてるのは今の所「リバース」のみですね。(多分…)
余談ですが、以前チラッと「リバース」について紹介した時にほぼ内容に触れてなかったのは、この解説(というか前フリ?)が長くてややこしくなりそうだったからです……んで結局今になって解説してるわけだけどw
初めて邦訳で「リバース」読んだ時に、それまでのハルの歴史の重さと複雑さに「お、おう…」って感じだったんですが、「リバース」でも「シネストロ・コァ・ウォー」でも、邦訳版ではここまでの流れを解説した冊子がちゃんと入ってるので、読む分には特に問題ないと思います。

その他の隊員の皆様……

GLは本当に個性的なキャラ沢山なんですが…とりあえず今回はこんな感じで。
「シネストロ・コァ・ウォー」で初登場するソダム・ヤットは、本編でも重要人物ですw
彼の種族であるダクサム人は、元は惑星クリプトン(スーパーマンの故郷)からの移民であり、そのため彼も黄色の太陽光線を浴びる事によりスーパーマンと似た特性(頑丈な身体や怪力、ヒートビジョンなど)を発揮します。ただし鉛に弱いという割と致命的な弱点が。

トマー・トゥの所で書いてる通称「ロスト・ランタンズ」は、かつてパララックスに憑りつかれ暴走したハルと戦うも返り討ちに遭い、倒された隊員たちです。といっても殺されていたわけではなく、実は昏睡状態のままある場所に囚われていた……という事が後になって判明しました。(アメコミあるあるな後付け設定です…)
しかし長い間宇宙に放置されていた彼らにとってハルの一連の暴走事件の記憶は、救い出されてコァに復帰した現在でもまだ生々しいもので、コァの中でも特にハルとの確執が強い集団となっています。

あとイサモットの所で名前が出てるヴァス・サーンはこんな感じ。
(右端の人物です。ちなみに左端がイサモット)
解説の通りラーン人(イサモットはサナガー人)で、元々敵同士でGLに選ばれたため当初は衝突が絶えなかったものの、共闘を重ねるうちにお互い強い絆で結ばれたパートナーとなっています。
任務を終えて再会を喜び合ったりとか。

グータッチ!!


そしてハル達GLと対立するのが、もう一人の主役シネストロ!

解説にもあるようにシネストロは元グリーンランタン、しかもコァの中でも抜きんでた武勲を誇る存在でした。そしてハルにとっても師のような存在でしたが、ある時コルガーでの彼の独裁を知ったハルはガーディアンズに告発、以来ハルやコァと対立することになります。
精神生命体としてのパララックスは実は「リバース」での後付け設定で登場したキャラ(?)らしく…。
(元々は恐怖の化身としての存在ではなく、単にセントラルバッテリー内の「黄色の不純物」とされていた)
ハルの暴走事件に一つの答えを出した上でそれまでの展開に矛盾が出ないよう、かつ今後の伏線も張ったりと……上手く設定の辻褄合わせていくのもライターの腕の見せ所なんだな…と思いましたw
ちなみに「顔芸がヤバイ」って書いてますが、どれだけヤバイのかと言うと……
まずハル。

そしてガンセット。
 (「グリーンランタン:リバース」より)
……大体みんな口が裂けてます(笑)。さすがは恐怖の化身といった所ですかね…!
「シネストロ・コァ・ウォー」でもある人物に憑依しますが、そっちも口裂けてるよ…w

シネストロ・コァ隊員の皆様……(すいません絵描けませんでした…)

アーキロ
セクター674担当。コァのメンバーの中でも恐怖を拡散する能力において抜きんでており、新人の訓練も任されている。キロウォグとはライバル関係。


アモン・サー
セクター2814担当。ハルにリングを託し死亡したアビン・サーの息子で、家族を顧みなかった父とガーディアンズへの憎しみからコァへ加入。


リサ・ドラク
セクター3500担当。「パララックスの書」の番人で、コァメンバーの恐怖の物語を語る。


ランクス
セクター3272担当。恒星にも匹敵する寿命と知性を持つ人工宇宙都市で、自らの住人を食らい生きてきた。過去に屈辱を負わされたガイに強い憎しみを持つ。


デスポテリス
セクター3497担当。意志を持つウイルスで、数々の惑星を滅ぼしてきた。

また、今回シネストロ・コァには名だたる大物ヴィランも参戦しています。

サイボーグ・スーパーマン
本名ハンク・ヘンショウ。スーパーマンの宿敵で、宇宙で未知の放射線を浴びた事により、自身の意識を周囲の機械に憑依させる能力(事実上の不死)を得る。
しかし同じく放射線を浴び命の危機に瀕した妻を救おうとするが、機械になった彼を見た妻は恐怖し自殺。そして彼らの変異の原因となった放射線は、スーパーマンが敵を太陽に放り捨てた際に発生した太陽嵐によるものだった。それを知った彼はスーパーマンを深く憎み、宇宙で出会った同じくスーパーマンを憎む異星人モンガルと共に、スーパーマンを装って地球に現れ人々の信頼を得た後、コーストシティを全滅(後にハル暴走のきっかけとなった)させ、一連の陰謀をスーパーマンの仕業に見せかけようとした。
しかし機械となった彼はどんなに破壊しようとしても「死ぬ」ことができず、妻の元にも行く事が出来ない彼は「死」によって全てに終止符を打つ事を望み、「完全な死」を約束したアンチモニターに従ってコァに加入する。


マンハンターズ
太古にガーディアンズが宇宙の治安維持のため組織したアンドロイド軍団。
しかしプログラムの不備によりセクター666で大虐殺を引き起こし、ガーディアンズに反旗を翻す。
結局反乱は失敗に終わりほとんどは破棄されたが、一部は逃げ延びて再起の機会を伺い続けていた。
「シネストロ・コァ・ウォー」の時点では、サイボーグ・スーパーマンを彼らの指導者「グランドマスター」と仰ぎ従っている。
ちなみに自分では善悪の判断ができない機械の欠点を痛感したガーディアンズは、新たな組織は生命体で構成する事を決意。そして誕生したのがグリーンランタン・コァである。


スーパーマン・プライム
本名クラーク・ケント。時期によっては「スーパーボーイ・プライム」と書かれることも。
超人がいない平行世界「アースプライム」の出身で、この世界ではヒーローはコミックの中の存在だった。しかし能力に目覚めた直後アンチモニターによって世界を滅ぼされる。「インフィニット・クライシス」事件でヒーロー達と共にアンチモニターを倒すことに成功するが、そこに彼らの居場所はなく、アース2のスーパーマンやアース3のルーサーJrと共に流浪の身となる。
故郷を奪われ放浪するうちに彼の心は次第に歪んでいき、惑星を動かし星間戦争を引き起こしたり、地球のヒーロー達と戦い何人も殺害したりと暴走していく。(別世界出身の為)この世界のクリプトナイトが効かないなどスーパーマンをもしのぐ能力を持つが、幼稚で他人に原因を求める自己中心的な性格。
「シネストロ・コァ・ウォー」の時点では、グリーンランタン・コァと戦った挙句幽閉されていたがシネストロ・コァによって解放、以来コァのメンバーとしてシネストロに従っている。
その実は故郷アースプライムを滅ぼしたアンチモニターへの復讐が目的だった……。


アンチモニター
反宇宙(アンチマターユニバース)出身の怪物。DCでは最強クラスのヴィランの一人。
スーパーマン・プライムの故郷アースプライムを含めた無数の多次元宇宙を滅ぼし、自らの糧としてきた。消滅させたものは体にまとったアーマーを通し吸収される。
「シネストロ・コァ・ウォー」では、過去何度もヒーロー達に阻まれてきた地球を含むこの宇宙(ニューアース)を手に入れるためコァに加わる。

……とまぁ、スーパーマン・プライムやアンチモニターなど単独でも余裕で宇宙滅ぼせそうな連中が何故わざわざシネストロに従っているのか……それは彼らにもそれぞれ思惑があってのことで。
そして次回「シネストロ・コァ・ウォー」に続くー!
ボリューム凄くて一回で終われるか自信なくなってきたけど(笑)、ぼちぼち進めたいと思います~

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Comment

緑と黄

  • スミス
  • 2018-07-22 04:40
  • edit
ネコちゃん、やんちゃぶり発揮なくらい元気になって安心しましたね、病気も落ちついていってくれる事を願っています!

そして!今回もボリュームがっ!!世界感凄いーーー!細かい!
メンバーの紹介だけでもかなり力入りますね!!
というかメンバーの姿が様々で!!「え?このお姿ですか?!」と、個人的に思う方が数名wwスケールが大き過ぎるっ!!
ハルさん・・・凄い人生ですよーーー!頑張ってるっ!

紹介見るの!楽しいです!続きもボリューミーだと思いますが頑張って下さいー!!

スミス様

  • 花月 〔管理人〕
  • 2018-07-23 21:33
猫は……引き取る直前に病気が分かって一週間入院になって……
体重も落ちたりして一時はどうなるかと思いましたが、今では超元気(笑)
薬と定期通院でこのまま落ち着いていけば良いんですけどね~

今回は解説回でしたー!
メンバー多いですからね……ここで紹介しきれなかった人達もたくさんいるし!
ビジュアルも個性的な方々多いです。モブの皆さんとかも!
ハル……wwホント、どんだけ波瀾万丈だよ!と(笑)
アメコミヒーローって一度は死んで復活~みたいなキャラ結構多いんですが、
悪堕ちして死亡からの復活って……激動すぎる人生だなとw
次回(多分)、一回にまとめられるか微妙ですがwぼちぼち書きますよー!
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エジプト神話をもとにオリジナルを描いています。
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