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六花の舞う頃

ゆるゆるお絵描き。エジプト神話創作がメインです。

紹介


こないだの集合絵には間に合わなかったけど、前々から描きたいと思ってた2柱!

■メルセゲル

蛇難しい(笑)
本来は頭が女性、体が蛇の女神ですが、同じ蛇女神のレネヌテトと同一視されて
頭が蛇な女性として描かれたりする事もあるようです。
衣装は神々事典の挿絵を参考に。襟部分はコブラ感出そうとした結果です…。
メルセゲルはウアジェトより蛇感強めにしたくて…大口開けるとかなりクリーチャーw
これで追いかけてくるので滅茶苦茶怖い(笑) よっぽどの事でなければ追いかけられないけど。

趣味は人間観察(ただ眺めて楽しむだけ)ですが、王家の谷は普段閑散としてる(墓地ですしね)ので
その為に近所のカルナックまで出向いて来ます。
王家の谷・ハトシェプスト女王葬祭殿・カルナック神殿はナイル挟んで一直線上になるように配置されている
とか…そういう風に造られているそう。

ところで「メルセゲル」は「静寂を愛する者」という意味ですが。

静寂も続けば飽きる(笑)
メルセゲルはただ人間眺めて楽しみたいだけで基本不干渉なので、人間側が手出ししない限り(王家の谷荒らすとか)、直接危害を加える事は無いです。(彼女に驚いた人間が転ぶ程度の事故はあるかもw)

*   *   *

■ケンティアメンティウ

ケンティアメンティウ(西方の第一の者)はアヌビス神の形容辞の一つですが、元々はアビドスを中心に信仰されていた山犬姿の神の名前で、後にその役割がアヌビスに引き継がれていったそう。
名前長いのでケンティorケン爺で通すと思いますw

ケンティ実はかなり前にチラッと描いた事あるんですが、その時は狼みたいな見た目で
自分的にちょっとしっくり来てなくて。今回を機にイメチェン(笑)しました。
キャラデザ的なモチーフはブチハイエナです。
今回調べて知った話なんですが…ハイエナはイヌ科ともネコ科とも違う「ハイエナ科」になるそうで。どっちかいうとジャコウネコの近縁らしいです。
自分ずっとイヌ科だと思ってて、モチーフに選んだら犬じゃなくて「あれ…?」てなったけどw
気に入ってるのでハイエナで通します。(でも描き慣れなくてケンティ気を抜くと犬になりがちw)
某・獅子王映画などハイエナ=卑怯・獰猛なイメージがあるけど、群れで生活するので社会性が高く、実際は自分達で狩りをする事の方が多いそう。

ケンティの「笑う死神」の由来。

笑い声の正体はケンティの墓泥棒を追い払う(※マイルド表現)時の威嚇音です。
ハイエナの鳴き声は「人の笑い声」と表現されたりもするそうで。(参考動画こちら→)
実際には興奮したりした時に上げる鳴き声みたいです。(動画の子は「早く頂戴!」て感じですね)
こんなん夜の墓場で聞こえたら墓泥棒じゃなくてもビビるw
あとハイエナは噛む力も強い(ライオン以上と言われたりも)ので、ケンティもご老体にも関わらず
骨ごとバリムシャします。そのへんも「死神」と恐れられた理由なのかなーと。

おまけ。

ウプのモチーフは犬(ファラオハウンド)なので……ちょっと難しかった様だw
ケンティ普段は飄々としたお爺ちゃんです。
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黒土の軍勢

クヌムの技解説です。

「この国全ては、俺の作品となり、兵士となる」
……彼にしては堅い台詞ですね(思いつかんかったw)

クヌム戦闘スタイル「ケメト・メシャア」

「ケメト」は直訳すると「黒い土地」という意味なのだそうで。
ナイルの恵みを受けた肥沃な黒い土地=「エジプト(の国土)」を指す言葉でもあります。
「メシャア」は「歩兵」「軍隊」という意味です。同じ発音(船のヒエログリフが付く)で「探検、遠征」の
意味にもなるので、もしかしたら戦争の為の軍隊というより、交易や資源を得るための遠征隊…
みたいなニュアンスの方が近いのか?とは思いますが…。その辺ちょっと良く分からんかったw
手持ちのヒエログリフ本には「軍隊」の単語もいくつか有ったんですが、響き的にこれが一番しっくり来たので。

んで設定ですが。
クヌムは陶工の神という事で、もうそのままですね…w
ちなみに「セクメト神話」で出てきた羊も泥で作ってます。

余談ですが漫画の中でメンフィスの防衛をクヌムにしたのは、防衛任せられるだけの力がある神&
メンフィスとエレファンティネ(クヌムの信仰地)は距離的に離れていたからだったりします…。
セクメトが向かっていたのがメンフィスだったので、今すぐエレファンティネに危険が迫る事は
無いだろうという判断でのクヌムの人選でしたw
あとこのコマではクヌムの角の飾り(リング)がありませんが、描き忘れじゃなくて(昔の出来事なので)
単にまだ付けてなかったからです。実はプタハが作ったという裏設定だけはあるよ(笑)

設定の話に戻って……材料(砂や泥)がある限りは無限に創れるので、わりと大きな物もいけます。
ただ外ではメチャ強ですが、室内とか泥が無い場所だとちょっと厳しいかも。ヒヨコで精一杯w
同じ造物神であるプタハは武器など無機物系(シア)がメインなのに対して、クヌムは生物系メインなのかなーと。ろくろで人間創る神でもありますしね。
まあクヌム別に戦闘神じゃないので、普段は陶工の仕事の補助とか、雑用で使ってそうな気はする(笑)

ところでクヌム神の役割として「矢を放ってナイルの増水を起こす」というものがありますが。

矢は分裂するらしいw
基本は洪水起こす用の技ですが、その気になれば戦闘にも応用できそうです。

こんな感じで!クヌム解説でした~

初めましての

落書き。

最近寒いせいか、なんか毛並みが描きたくなってw
バステト(猫)、セクメト(ライオン)、テフヌト(カラカル)の猫科女神ズ。
未だにライオン系は描くのが苦手です……うーーん難しい!!

*   *   *

新キャラというか……あんまり動かないかとは思いますが。
ウアジェト、ネクベト、ソプドゥの三柱!

■ウアジェト&ネクベト

ウアジェトはコブラ、ネクベトはハゲワシ姿の女神です。(自分いつもゴッチャになるけどw)
正直ウアジェトの方は納得しきれてない(主に色)部分もあるので…もしかしたら変えるかも。
ネクベトはだいぶ前から大まかなビジュアルは決まってたんですが、今回ちゃんと描きました。
デザインはわりと気に入ってるんですが、作画的な意味でやや手強い(羽が…)w
二柱とも王の守護神として、ラーの側近(というよりお目付け役?笑)なイメージでした。
ウアジェトは秘書っぽい。ネクベトは文字通りあちこち飛び回る方(笑)ですかねw

■ソプドゥ

この人は全くの初めましてですね~
「ソプドゥウ」「ソペド」などの名前でも紹介されてる神です。
図像の姿を見ると髭面の男性なので、バアルやレシェフみたいな外国起源の神っぽく見えますが
れっきとしたエジプト由来の神らしいです。(自分は今回調べるまで外来神だと思ってたよw)
東方の国境地帯を中心に信仰されていた神で、国境を守り旅人を導く神として、また戦争の神としての一面もあったっぽい。あとは「異国の領主」「東の砂漠の主人」として東方の様々な資源をもたらし、外国の国々を支配下に置く神でもある……そうで。

んで、設定語りになりますが。
東の国境を守る神なら、(元の図像的にも)わりと外国寄りでも良いかな…と。
おかげでエジプト感は皆無に(笑) なんか一人だけ世界観違う気もしますがw
戦争の神ということもあり、同じ戦神のモントゥやネイトとの絡みが多くなるかなと。
性格的にはチャラくてナンパ野郎(笑) 女の子の前だと俄然張り切るタイプですw
悪い奴じゃないんだけど、敵を前にしてもギャラリーの女子のほうが気になってたりww
モントゥやネイトなど他の戦神達は真面目なのが多いので、良くも悪くも少し浮いた存在かも。
ちなみにコンスはチャラいと言うよりガラが悪い(笑)

武器に関しては、もうここまで来たらとことんサイバー路線で行ってやろう!とw
隼の外観をとることもあったらしいので、翼のような感じに見えれば良いかな~と思ったり。
性格のせいで誤解されがちだけど、いちおう戦神なので結構強いです。

悪い奴じゃあ、ないんだよ……(笑)

*   *   *

おまけ。モントゥの疑問(笑)

やばいこの人描くのメチャ楽しい……w

明けてました

もう年明けてましたね……今年もよろしくお願いします。
自分は年末年始も仕事だったので、あんまり正月感なかった平成最後の年明けでしたw

*   *   *

ホルス、コンス、ネフェルのボーイズ達の戦闘服とか。

まずコンス。

これは以前描いたのでほぼそのまま、ブーツのデザインとか少し変えたぐらいですかね~
新しく描いたネフェルやホルスの恰好が長袖なので、並ぶと寒々しく見える気がしなくもないw

ネフェル。

プタハ同様モチーフは乗馬服。デザイン好きなのでw
ネフェルはプタハよりもスッキリ、スリムなシルエットに見えれば良いかなーと。
下半身のあたりはプタハからのデザイン受け継いでます。あとメンフィス組は全体的に装飾多め。
でもぶっちゃけネフェルは普通にライオン姿で戦ったほうが強い気がする(笑)

ホルス。

イメージとしてはジャ〇ーズ系(笑)。マイク持って歌って踊りそうな感じでw
服の色は最初赤×白だったんですが、何となくしっくり来なくて黒系にしました。
あとブーツはコンスもネフェルも黒なのでホルスは白に。
それとヒーローはやっぱマントでしょ!とw
翼出す時邪魔なので戦う時は取りそうだけど(笑)

幻想劇場

ソカリスの技解説です。やっと出せた……!!

「ようこそ、終わる事のない悪夢のステージへ……」
道化師が見せるのは、魂と引き換えの脱出不可能な悪夢のショー。

■ソカリス戦闘スタイル『テアトル・ソンジュ』

解説では「魂」と書いてますが、エジプト的にはバーやカーといった所でしょうか…。
(というかこの二つの区別がいまいち出来てないw)
技名フランス語なのは色々調べて響き的に気に入ったので。「劇場」っていう単語を入れたかった。

ソカリスの場合は肉体攻撃よりも精神攻撃系ですね。
生者と死者が勝手に行き来しないよう守る門番という立場上、軍神達のように「相手を倒す・殺す」
のではなく、「殺さずに捕らえる」「追い返す」のが基本のスタイルになります。
まあ…死者はもう殺せないし、生者殺したら門通さないといけないですしね…意味ナイ!
ある意味殺す以上にえげつない事やってる気もするけど……w

で、技についてですが。
わざわざ最初にジャグリングしてみせるのは、水晶玉に映った姿を「見る」事で発動するので
相手に発動条件がバレないようにカムフラージュしつつ、水晶玉に目を向けさせる為です。
…………っていうのは後付けの理由で、本当の所は本人の趣味だったり(笑)
(たぶん切羽詰まってたらダイレクトに目の前に突きつけるw)
いったん見てしまえば生者死者問わず発動し、神や精霊でさえも例外ではありませんが
裏を返せば姿さえ見なければ技は発動せず、したがって水晶玉に取り込まれる事もないです。
ただし戦いの記憶はソカリスによって全て消されるので、彼の戦いや技については神界でも知る者は
少なく謎が多いです。知ってるのは同じく冥界に関わるティトエスやトトなどごく一部。
トリックは秘密にしてこそ価値のあるものだからね!

余談ですが…以前セクメト漫画でソカリスの技がセクメトに通用しなかったのは
水晶玉見せても眼中にない(視界に入ってても見えてない)状態で暴れまくってたからです……w

水晶玉に閉じ込めた魂は、外部から術を解除(水晶玉を割る)しない限り出ることは不可能です。
つまり内側からは破壊不可能で、外部から誰かが(ソカリス本人でなくてもOK)破壊しなければ
永遠に悪夢の世界に囚われ続ける事になります。
幻想的な水晶玉のジャグリングショーですが、あまりにも高すぎる代償でした……。
(あ、普通に術使わないジャグリングも出来ますw)

水晶玉の破壊は決して難しくはなく、普通に地面に叩きつければ割れる程度のものです。
ソカリスとしては追い返せさえすれば良いので……。
しばらくお灸(笑)据えたらわりとあっさり解放しちゃいます。
ただしソカリスの術で彼にまつわる記憶(彼に出会った事や水晶玉に閉じ込められた事、技の発動条件など)はすべて消され、「怖い夢を見た」という悪夢の認識しか残りません。
冥界や死の世界への恐怖感は、そうした彼の術によって悪夢を見せられた人々が後に語り継いでいったものだったり……というこじつけー!

技自体は基本的に殺す事を目的とした物ではありませんが、冥界や地獄(ツアト)に送るのも危険なほどの罪人などは、死んで冥界の門に来た時点で彼が水晶玉に封じ込める事になってます。
というかそれが本来の使い方ですがw(無駄な戦いしたくないので普段はお灸据える程度w)
死者として冥界へ入る事も、裁判を受ける事も許されず、死ぬ事も生きる事もできず
永遠に悪夢に襲われ続けるという…………怖…。

長文になりましたが、ソカリスに関してはこんな感じでした~

*   *   *

おまけ。

普段は仲良しです。(ティトエスがキレなければw)

昨日の話なんですが……家の階段から落ちました。
その日は仕事が夜勤明けでやや眠くて、シャワー浴びようと思ってボーっとしたまま
階段降りたら(部屋が二階にある)、足踏み外してそのままズダダダッて滑り落ちた……。
体中思いっきり打ちつけてしまって、ショックと痛いのとでしばらく立てなかったよ…。
おかげで今現在もアザが何箇所か……取りあえずシップ貼って誤魔化すw
そんなに段数なかったし打ち身程度で済んだので良かったと言えば良かったんだけど…
もう……何やってんだよ……自分…………w

キャラ表

漫画いま話考え中なのですが、3分の2くらいまでシナリオできました。
(いきなり下書きできないのでまずシナリオ形式の文章で書いてみるw)
んで、それに合わせて登場するオリキャラ組のデザイン作ってました~
とりあえず登場予定なのはこの3人くらいかな…。あとはアメン・モントゥ・ソカリスあたり。
過去の話なのでアメン達もデザイン少し変えようかとも思ったけど、ややこしくなりそうなので
そのまま通しますw

■ティイ(ムト)

ティイはムトの人間時代の名前です。元ネタはアメンホテプ3世の妻から。
現在と違って前髪があります。いちおう神官なんですが…あまり神官ぽくはないですねw
豹の毛皮着せようかとも思ったんですが、あれが男女兼用だったのかよく分からなかった(女性が着てるのが見つからなかった)のと、単に似合わなかった(笑)ので普通に布でw
あとこの機会にムトもちゃんとキャラデザ決めました。(長いこと中途半端だったので…)
これで堂々と描けるね!(笑)

■キアン

名前の元ネタは第二中間期の王名からです。エジプト人ではなく多分ヒクソスだと思うんですが
ちょっと自信ないw
あ、ここでのキアンは普通にエジプト人の神官のおじいちゃんです。
豹の毛皮の着方、あのあと資料教えてもらったりしたんですが(スミスさん有難うございましたー!)
けっきょく描きやすいように変えてしまった……(汗)

■アシュ

前も言いましたが、名前は初期王朝時代に信仰された砂漠とオアシスの神からとってます。
このキャラクターも神ですが実在のアシュ神とは特に関係ありません。
ちなみにアシュ神は同じ砂漠の神セトとも関わりが深いそうで、調べてた時に出てきた図像もセトっぽい謎生物頭でした。(でもオアシスの神でもあるので、セトと違って豊穣神の面もあったっぽい)

とまぁ、こんな感じで!残りの話も地道に書きたいと思います…。

設定とか


ここでの世界設定とか、神と精霊についてとか。

*   *   *

■神と精霊について

…分かりにくい説明ですいません……。
神と精霊は元は同じもので、精霊が名前を持って力を得たものが神、というイメージでした。
精霊は本来姿形が定まっていない概念だけの存在で、それが少しずつ人々の祈りや願いの力で人格や
名前を得て神になっていく…みたいな。
基本的には神の方が信仰を受けているぶん力が強いのですが、シアやフウみたいな上級の精霊(後述)
では、神とも普通にやり合えるくら強い者もいます。
神の中でもさらに力の強さでランクがあって、ごく一部で信仰される地域神と、ラーやアメンみたいな国家神(アメンも元は地方神だったけど)とはハッキリとした力の差があったりします。シビアです……w
っていうか、そんな上位神のラー達と肩並べて軍隊長やってるセト凄いと思うんだ…(笑)
あと精霊はそもそも存在自体が確立してないので、生まれるとか死ぬとかいう事がありません。基本的に殺す事はできなくて、ただそこに「在る」ってだけ。
神の場合はオシリスみたいに死ぬ(冥界送り)こともあります。また信仰を失う(人間から忘れられる)と神としての力を失くし、もとの精霊に戻ります。神界も実力主義なのね(笑)

世界についてなのですが、図で表すならこんな感じかなと。
神界は神もそこそこ人数いますが精霊たちまで含めたら結構な大所帯ですねw
神界と人間界はお互いがお互いによって成り立ってるみたいな、ギブアンドテイクな関係です。
神は人々や国を守る代わりに信仰によって力を保ち、人は信仰し続ける代わりに守護してもらう、っていう。
冥界は他とは違って、基本的には行き来できません。王であるオシリスも死者である以上冥界から出ることはできないし、逆に地上の神や人が簡単に冥界に行くことも出来ないです。
どこかに神界(人間界)と冥界を繋ぐ入口はあるのですが、それを知ってる(通れる)のはアヌビスやソカリスなど両方の世界に関わる者だけ、っていう設定。


■精霊から神へ

もっとも一般的なパターン。
基本①→②→③ですが、②の段階がなく①からいきなり③なパターンもあります。
ちなみに次の項の解説イラストではミンが前者、ウプが後者にあたります。
下級、上級は便宜上の呼び分けですが…w同じ精霊でも①と②では全くの別物なんだよっていう。
ちなみにイムセティ達やシア&フウは②にあたります。
①は上のイラストではガッツリ影まで入れてますが、イメージ的には透き通ったような、クラゲみたいな半透明な姿のイメージでした。なので神や上級の精霊との見分けは割とつきやすいです。
この段階では神としての力はほぼゼロで、特に何かする訳でもないけど害もなく…みたいな感じ。特に定まった姿はなくて、そのときどきで見た目が変わったりもします。外見も色々で動物っぽいものや人っぽいもの、何かよく分からないもの(笑)…などなど。

②は前述のように全ての神が通る道ではないのですが、この段階になると精霊でも名前を持ち、神と変わらないくらいの力を持つ者もいます。ただし神と違って人間からの信仰が薄い(神として存在できるだけの力がない)ので、少しでも存在を強固にするため服や体の一部にヒエログリフの名前が入ってます。
書き忘れてましたが仮面などで顔を隠してるものが多いのも同じ理由です。フウは顔出てるけど…w
あと例に出してるアメンですが……今の姿よりこっちのが普通に強そうな(笑)
決定詞がないのは理由があって、精霊とも神ともどっちつかずの中途半端な存在なので、意味(存在)を強める決定詞は無いほうが良いかな…と。あと神でもないのに神の決定詞つけるのもなぁと思ってw

■神々の発生

ほとんどの神は①か②に該当します。③はセクメトしかいません。
いずれも力を失えば精霊に戻るっていうのは共通です。
④はアピス以外にもブキスやムネヴィスといった先触れの雄牛たちがこれになるかなーと。
元人間はムトくらいなものですね。実はかつて人間の神官でした、っていう設定だけはあります。
神になる経緯とか、夫となるアメンとの馴れ初め的なのは一応考えてないこともないのですが…描くかどうかは未定です。できれば漫画で描きたけど、ページ数と内容的に自分の気力が続きそうにないw
あとバステト&マヘスは姉弟なので②に該当するのですが、二人の両親はもとは神(少なくとも二人を生んだ時点までは)だったのですが、その後力をなくして精霊になってる、っていう設定です。ちなみに精霊は子供を作ることはありません(生死の概念ないので)。


うまく説明できてない上に長々書きましたが、ひとまずこんな感じでー!

プタハ神

四軍隊長シリーズ、ラストはプタハ!
「俺達は三人であり一人でもある…」

………誰がメインなんだか分からない絵ですがw
先に出したアメンやセトと違ってプタハは具体的な技というものがなく、上のイラストで描いてる
シアとフウという二柱の精霊と一緒に戦う…みたいなイメージでした。チーム戦だね!
二柱とも戦ってない時はプタハの仕事(鍛冶)手伝ったりしてるのかもしれないw
あとプタハの一人称、悩んだんですが結局「俺」にしました…。

■解説
 *
二枚目は自分用に描いたメモを少し手直ししたものです。補足として見てもらえればと…。
シアは『認識』、フウは『呪文』の概念を神格化した神なのだそうで。
独立した神として扱われる事もありますが、メンフィスの創世神話とも結びつけられたようです。
自分の手持ちの本の中に『プタハはその心のうちに宇宙を「シア(思念)によって考え出し」、抽象概念を「フウ(ことば)によって作り出す」』(「エジプトの神々事典」より)
…というフレーズがあって印象的だったので。何とか二柱出したかったw

で、ここでの設定なんですが、シアとフウは解説で書いてるように神ではなく精霊って事にしてます。
パッと見区別がつけづらいですが、神と精霊の見分け方としては「体や服の一部に名前が書いてある」事(ここではフウ→右腕、シア→ハチマキ)。シアとか縮小かけたら潰れて見づらくなったけどw
ちなみに前描いたアヌビスの部下達(精霊)も同様です。
この辺に関しては後日ちゃんと解説の機会作ります…。とりあえずシアとフウ出してからと思ってたので。
シアとフウは本にヒエログリフの名前の綴りが載ってなくて(「これかな?」っていうのはあったけど確証なかった)困ったんですが、ツイッターで教えて頂けて助かりました。(やかんさん有難うございました!)
決定詞が無いのはわざとです。一応理由あるんですが、色々調べて下さってた様で……すいません(震)

ここからはそれぞれの解説と戦闘スタイルを。
シアの能力としては解説に描いてるように武器(無機物)への変形能力です。
プタハ創造神だし、いっそのこと武器も創造しちゃえ!!と描いた結果こうなったw
普段はプタハが持ってる例の杖(ウアス・アンク・ジェドが組み合わさった物)の形してます。
基本的に武器形態なので、人間形態はあまり描かないだろうと思ってキャラデザはシンプル系に。
プタハは基本的にはシアを使って戦います。その時に応じて武器を変えながら自分の有利になるような戦況を作り出す…という感じ。プタハの想像の及ぶ範囲&無機物なら何にでも変形できるので、意外と手強いかもしれないw創造神なめんなよ!(笑)
ただしシアはフウと違って単体での戦闘能力が無い(能力が変形だけなので誰かに持ってもらわないと本領発揮できない)ので、プタハやフウから離れてしまうと戦えなくなるっていう弱点はあります。

フウはキャラデザで一番迷走しました(笑)
最初シアに合わせてムネヴィスっぽい少年姿だったんですが、攻撃担当っていうイメージはあったので最終的によく分からん系(笑)の動物頭に落ち着きました。全身フサフサのモフモフで気持ち良さそうw
あとプタハ神の所有色が黒&青緑ってことでシアを黒、フウを青緑をベースに配色してます。
プタハも黒い服なんでシアと色被ってるけど……w
能力としては人や物の影に溶け込めます。例えば相手の影の中に潜んで奇襲かけたり足止めしたり。
普段はプタハの影の中にいて、必要な時だけ出てきて戦う…みたいな。
いや、シアは普段から杖としてプタハの近くにいますがフウはどうすんだ!?と思って…。
影からニュッと出てくるイメージが浮かんだのですが、普通にこんなの出てくるだけで恐怖ですよね…。ちびっ子泣いちゃうやつですね(笑)
プタハとは完全に別行動取れるので敵が複数でも対応できるし、逆に一緒に行動する事によって死角が無くなるので、アメンみたいに一瞬で背後に回れる相手にも応戦できます。
あとフウは結構喋るほうなので、戦闘中でもガンガン相手煽ってきます。プタハからは「ちょっと口閉じなさい」とたしなめられる事も…wでも「言霊」だし!そういう存在だし仕方ない!!(笑)

……とまあ、色々書きましたが、なんだかんだで一番強いのは多分プタハです(笑)

神々の王と異国の領主②

前回のアメンからだいぶ間が空きましたが……セト!
「俺様の力を思い知れ!」

セト戦闘スタイル『ヘカ・カァスト』

…前回にも増して分かりにくい絵ですね……スイマセン(汗)
セトは砂漠と嵐の神ということで、もうそのままにw
っていうか…自分で言うのもアレですが最後怖ェな!!(笑)
完全に殺しにかかってますね……アメンみたいにまずは時間止めるとか悠長な事はしないようだw
てかホルスこんなのに勝てるのか(笑)

結晶はガラス質の割れ口が鋭利なイメージです。
大きさや形はまちまちなんですが、これが高速&大量に飛んできて少しずつ体が削がれていく…みたいな感じです。んで最終的にズタズタにされて、その血で竜巻が赤く見える、っていう。エグイな…。
結晶も勿論ですが、武器自体も鎖がついてるぶん攻撃範囲広いので要注意です。下手に近づくと結晶でやられなくても刃の餌食に…。うーん、やっぱエグイ(笑)

技の性質上自分を中心に竜巻を起こすので、セト自身もこの竜巻の中にいる事になります。でも渦の中心なのでセト本人には特にダメージは無いっていう設定。(台風の目で風が止むのと同じ理屈)
ただし一歩でも近づけば切り刻まれるので、技を止めない限りセトも竜巻の中から出て来れません。
でも…セトならちょっとくらい切られても気にしなさそう……っていうか逆に一種の快感感じてそうw
誰かこのヤバイ神どうにかして………!


セトに関してはこんな感じですが、残る軍隊長プタハも技イメージは浮かんでるので次回あたりにでも描けたらなーと思います。
ラーは戦う予定無いので多分出さないかなw

*   *   *

前回のキャラ×曲のやつ、セトは「Seven Deadly Sins」だったですが
セトのイメージ的には「When My Devil Rises」でも良かったかなぁと。
これ知ったの描いた後だったので……もうちょっと早く聴いときゃ良かったw
同じマンウィズの曲なんですが、歌詞の内容が

「極大崩壊 始まってしまえ この空気にもうんざりだから
 時間ばかりが過ぎて行くようでそろそろ窒息しそうだ
 (中略)その無駄で稚拙な良心も捨てればいい  
 『正義』? 本当、笑わしてくれるわ」

「お前だけは引きずり落として 壊してくれよう
 奴らの堕ちて行く様 ケッサクだろ この反逆はもはや止められない
 悪魔の如く血を流しながら 必ず、壊してくれよう  この悪魔が目覚めるその時に」
 (訳はCDの歌詞カードから引用)

…もうセトじゃん!!って感じでww個人的には最近のセトのイメージソングですw
いや「Seven~」も好きなんですが!

アヌビス神

■死者への祈り

「全ての者に等しく、しばしの静寂と安らぎを」
王も平民も死は平等に訪れるものであり、彼が死者に向ける祈りの気持ちは変わらない、っていう。

背景に描いてるのは、死者の内臓を納めたカノポス壺を守護する「ヘル=メスウト(ホルスの息子達)」の4柱です。
新キャラ、ってほど動かないと思うけど……まぁこんな感じかなぁと…。
ホルスの息子となってますが、ホルスとは特に関係ないです。
ここではアヌビスの部下で、主にミイラ作りや死者に関わる儀式のサポートをしてたり。
全身図とカラーはこんな感じ↓

うーん……あんまりミイラ職人には見えないですね(笑)
いざとなったら戦う力もありますが、基本はミイラ作ってます。戦闘担当はウプが居るしね!
衣装のヒエログリフはそれぞれの名前です。調べたから多分合ってるとは思いますが、
資料によってもまちまちだったりするんで……ミスってたら恥ずかしー…(汗)

メンバーはコチラ↓
■イムセティ
人間の頭部を持ち、イシスと共に肝臓と南方を守護する神。
デザイン一番悩んだ…。正直まだ納得しきれてない部分もあるので、次描く時変わってるかもw
■ケベフセヌエフ
隼の頭部を持ち、セルケトと共に腸と西方を守護する神。
ケベフ(名前長いので省略w)は割とすんなり決まったかな…。脚力凄そう(笑)
■ドゥアムテフ
ジャッカルの頭部を持ち、ネイトと共に肺と東方を守護する神。
イムセティほどじゃないけどコッチもデザイン悩んだです…。
どうしてもアヌビスに似てしまってw思い切ってロングスカートに落ち着きました。
■ハピ
ヒヒの頭部を持ち、ネフティスと共に脾臓と北方を守護する神。
ナイルの化身ハピとは名前が同じ(ヒエログリフの綴りは違う)ですが全く別の神です。
ヒヒ描けなくて何だか謎動物になったけど(笑)

ここからはウチ設定なのですが、彼らは厳密には神ではなく精霊ってことになってます。
神と見た目の区別がつけづらいですが、神とは全く別の性質を持った存在です。
見た目や力も様々で、彼らのように名前や人格を持ち神(ここではアヌビス)と関わる精霊もいれば、
人格を持たず姿形も不定形な精霊も居る…みたいな感じ。
名前の有無で大きく力の差があって、基本的には名前を持つ精霊の方が、持たない精霊より強いです。
今のところ精霊として出てきてるのはこの4柱だけですが、あともう2柱増える?…かも。
精霊についての詳細や、神と精霊の違いとか、この辺はいずれ余裕のある時にちゃんとまとめたいとは思いますが…いかんせん今は色々積んでるものがあるのでw


おまけ落描き。

いじけて棚の下に潜り込んだウプでしたww

プロフィール

HN:
花月
性別:
女性
自己紹介:
エジプト神話をもとにオリジナルを描いています。
初めての方は「はじめに」をご覧ください。

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