■作画編フルデジタルで描く自信はないので…作画はアナログでやりましたw
一分半の動画で23カット、使い回しもあるので実際の作画枚数は21枚あります。
まずは元絵を、あらかじめ枠線がついている用紙に印刷してトレースします。
印刷した元絵がこんな感じ。
紙の左右についてる「」みたいなやつが枠線。この線までをスキャナーで取り込みます。
元絵ではスキャン枠の中で絵が途切れてますが、動画作業の都合上サイズの余裕が必要なので
作画の段階ではスキャン枠までキッチリ描いとかないといけないです…。
これをライトボックスで透かしながらキャラを描き変えて、ラフを起こします。
完成したラフ。ひたすらガシガシと!!
今回は元絵があるので、一から描くのに比べたら大分ラクでした。
スキャン枠の中で線が途切れると色が塗れないので、枠からはみだすぐらいの勢いで描きます。
ほとんど用紙いっぱいですね…。この段階で大体の影とハイライトも決めておきます。
ここからはラフを元にクリ-ンナップ(清書)していきます。
慣れれば大した手間じゃないですが、この工程が一番神経使います…。
もっとも、「今作画やってるぜ!」ていうのが一番感じられる所でもありますが(笑)
クリーンナップでは主線をシャーペン、影の線を水色、ハイライトの線を赤のボールペンでやってます。
いや…アニメの原画とか見ると鉛筆と色鉛筆使ってるんですが、自分は筆圧強くて色鉛筆だと
線がすぐ太るし、色塗る時に補正するのが面倒で(オイ)
……で、完成したものがコチラ。
ちなみに、これだとどこが影なのか分かりづらいので、裏側に色鉛筆で影の指定をしています。
(表に塗るとスキャナーが色を拾ってしまうので)
こんな感じ。(写メで見づらいですが…)
これで作画は終了です。
ここからはPCでの作業に移ります。
■彩色編クリーンナップした線画をスキャンします。
とりあえずスキャンした素の状態がコレ。
これのゴミ取りと、ベタ塗りできるよう線を二値化して、彩色へ。
まずは影とハイライトを適当な色で塗ります。
ここで結構塗り残しがあるので、そこを注意しないといけないのが地味に大変w
影を塗り終わったら、あとは機械的に色を塗っていきます。
背景もつけて、彩色は終了です。
だいぶそれらしくなってきた……かなぁw
次はいよいよ動画作業に入ります。
■撮影編色を塗った素材を読み込んで、音楽と合成して映像の形にします。
ここで登場するのが、アフターエフェクト(After Effects)というソフト。
イラレやフォトショでおなじみ、アドビ社が出しているソフトです。
映像を編集するソフトで、色んな映像効果とかも付けられますが…私はそこまで使いこなせないw
でも授業の課題やらで何かとお世話になってるので、他の編集ソフトよりは扱い慣れてるかなーと。
画面はこんな感じ。(クリックで大きいサイズのが開きます)
…グレーの背景に文字が白やオレンジなので、長時間見続けるのは正直キツかったりしますがw
音楽のタイミングに合わせてキーフレーム(画面下に並んでる黄色い四角)を打って
カットを切り替えます。
今回の動画はキャラ動かないし、映像効果も無いのでサクサク出来ました。
タイミングさえ気にしていれば良かったので、映像に組む作業自体は二時間足らずで終わってますw
普段の課題もこれくらいだったら良かったのに…(笑)
プレビューしながら確認した後、レンダリングして最終的な動画の形に出力。
これで全部の作業は終わりです。
あとはweb上にアップロードするだけだっ!!
…………が。
映像作る分はやった事もあるんで良いんですが、アップロードの仕方が分からなくて…w
最初にアップロードしようとしたら、データが重かったのか接続が悪いのか、それとも形式が間違ってたのか「残り時間○千分」というとんでもない数字が出てしまって…w
「マジかよ!?」と思って、慌てて縮小したものをレンダリングし直したり……とか。
ぶっちゃけ動画作るよりアップロードの方が大変でした(笑)