■「デアデビル:マン・ウィズアウト・フィアー」
(脚本/フランク・ミラー 作画/ジョン・ロミータJr.)
Netflix(ネットフリックス)オリジナルドラマ「デアデビル」原案!
恐れを知らぬ男、盲目のクライムファイター・デアデビルは如何にして誕生したのか?
デアデビルの歴史にその名を刻む鬼才・フランク・ミラーが、新たな着想を得て語り直した
オリジンストーリー、待望の邦訳が実現!(Amazon紹介より)
デアデビルは今までもちょこちょこ名前出してきましたが、ここで改めてキャラまとめ!
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紹介文にもあるように、デアデビルはドラマにもなってて。全13話のネットドラマです。
暴力描写や一部グロいシーンもあるのはネット配信だからこその描写なのでしょうが……。
キャップみたいに超人兵士でもなければアイアンマンみたいにアーマー着てるわけでもないので、
毎回ズタボロの血だらけになってて「これ死んじゃうよぉ…!」と気が気じゃなかった(笑)
んで、本題の「マン・ウィズアウト・フィアー」なのですが。
サブタイを直訳すると「恐れ知らずの男」というような意味です。
アメリカでの連載が1993~94年とやや古めなのですが、ドラマの原案という事もあってか
最近になって翻訳が出ました。
従来のヒーロー物以上にリアル&ハードボイルド路線を追求したとかで……デアデビルと言えば
解説でも描いたような赤いコスチュームですが、そのコスチュームもヒーロー名である「デアデビル」も、ラスト近くになるまで出てきません。
表紙にある黒い服装は初期の衣装で、目まで隠れる黒いマスクの他は上下黒いウエアにスニーカーと、マスク無かったら普通にそこら辺でジョギングしてそうな格好w
ストーリーとしては、少年マットが事故で失明し、能力(レーダーセンス)を得てから「デアデビル」を名乗り活動するようになるまで…といった感じです。
ナレーション(?)が多いせいか、漫画というより小説や映画みてる感覚でした。
「デアデビル」はもともと悪魔(DEVIL)に挑む(DARE)ような命知らず・向こう見ずな人を指す言葉で、嘲りの意味もあるのだそうで。
ボクサーだった父ジャックは、息子(マット)には自分のように苦労してほしくないと暴力を禁じ、
猛勉強を課します。
ある時反撃していじめっ子を殴り返したマットですが、そんなマットを父は殴りつけ、ショックを
受けた彼は『人を間違いから遠ざけるためのルール』…法律を学ぶ事を決心するのでした。
クライマックスで、誘拐犯相手に銃で威嚇されても動じず「その子を離せ…」って一歩一歩
近づいてくのとかカッコ良かった!!怖いけど!(笑)
銃持った男がいっぱいいる敵アジトにも古い警棒一本で乗り込むし…飛んできた弾丸も弾き返すしw
(下のコマがマットです)
レーダーセンスあればもう白杖いらねーだろ!ってなマットですが…w
本編でも杖へし折って戦うし、ドラマでも家で一人のシーンとか杖使ってないし、人気のない
路地に入った途端に杖投げ捨てて走り出すしw
あとこのアーティストさんのスティックがカッコ良かった!
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■「デアデビル:ボーン・アゲイン」
(脚本/フランク・ミラー 作画/デビッド・マツケリー)
これでわかった…。希望を失った男は、恐れを知らない男なのだと……。
フランク・ミラーとデビッド・マツケリーの名コンビが贈る、デアデビル屈指の名作がついに日本上陸!
デアデビルことマット・マードックのかつての恋人カレン・ペイジが、ひと握りのドラッグと
引き換えに彼の正体を売り渡した時、犯罪王キングピンの逆襲が始まった。
恐れを抱かぬ男を、地獄へと突き落とすべく…(巻頭紹介より)
こちらは「マン・ウィズアウト・フィアー」よりさらに前、アメリカでの出版が1986年だとかで。
マット達の事務所の秘書であり元恋人でもあったカレンが、ドラッグ欲しさにデアデビルの正体を売るところから話は始まります。その情報は、よりによって宿敵であるキングピンの手に渡り。
彼はデアデビル=マットを社会的にも精神的にも追い詰めるため、財産や名誉や仕事、家からコスチュームまで…じわじわと彼から奪っていきます。
マットも最初はキングピンの仕業と気づかず、追い詰められて精神的にも崩壊していきます。
キングピンの魔の手はマットだけではなく他の人達にも及び。
カレンは口封じのため追われる事になり、自分の行為を悔いた彼女は、一度は愛し売った男に縋るためマットの元を目指します。また、独自にキングピンを追う記者ユーリックは、自分や家族への脅迫を受けた末、ペンを折り口を閉ざします。
そしてマットは街から姿を消し、キングピンの勝利かに思われますが………。
絶望的な状況の中でも、正義の灯は決して消えたわけではなく。
ユーリックは再びペンを取り、カレンもボロボロになりながらマットへの愛を貫きます。
そしてマットもどん底から再び立ち上がり、コスチュームを纏いキングピンへの反撃を開始します。
コスチューム着たデアデビルが炎の中立ち上がって敵と対峙するカットなんか鳥肌モノでした…。
とにかくカッコ良すぎて……ヤバイ惚れそうww(って言ったら俺ちゃん泣くね!笑)
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次回予告かねて、赤タイツ繋がり(笑)な彼と一緒に!
次回あたりの紹介でデップー本書けたらなーと思います。
最近俺ちゃん本の翻訳ペース早くて絶好調だね!
赤の!
スミス様