六花の舞う頃

エジプト神話をメインに描いているブログです。

闇の騎士

アメコミ。

「バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街」

以下、感想とか。

*   *   *

■「バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街(THE NEW 52!)」
(脚本/スコット・スナイダー他 作画/グレッグ・カプロ他)
ゼロイヤー……それは、バットマンが誕生した年。
ゴッサムの闇の中から、正体不明の人物が現れる。レッドフードと名乗るその男は、暴力的な脅迫手段を用いて一般市民を自分の仲間に加え、略奪と殺人を繰り返す。
彼らの犯行は一見無差別に思えたが、実はその裏には大いなる計画が隠されていた。
彼はウェイン産業を操ることで、ゴッサムの息の根を止めようとしていたのだ。
レッドフード・ギャングの蛮行を阻止するためには、ブルース・ウェイン自身も、恐怖を武器として戦う方法を学ばねばならない。ブルースは放浪生活を捨て去り、もっと大きな存在、もっとダークな存在へと生まれ変わる必要がある。
そう、彼はコウモリにならねばならない。(巻頭紹介より)

本題に入る前に、恒例のキャラ解説!

前回のスーパーマンもそうですが、とにかく歴史も長くて設定も複雑なキャラなので、とてもここに書ききれる量じゃなくて……とりあえず基本ポイントだけ(汗)
こちら2011年にDCコミックスで行われた、全キャラの設定をリニューアルした「THE NEW 52!」の4巻目にあたります。(DCは定期的にキャラの設定や世界観をリセットするリランチを行ってます。それがある意味アメコミのややこしさでもありますが…w)
バットマンも例にもれずリランチを機に再スタートを行い「梟の法廷」「梟の街」「喪われた絆」と新たなバットマンの物語を作り上げてきました。そしてこの「ゼロイヤー」はそれらに続く4巻目という事になりますが、こちらはブルースがバットマンとして活動を開始するようになる最初の物語を描いたものなので、ここから読み始めてもさほど問題は無いかと思います。

それを踏まえて本編!
数年間行方不明だったブルース・ウェインが、ゴッサムシティに帰還した所からスタートします。
しかし街には赤いマスクを被ったギャング集団レッドフードが勢力を伸ばしており、ブルースは正体を隠し、実家を離れた秘密基地に潜んで、彼らとのゲリラ戦を繰り広げています。
レッドフードのボスの正体を探ろうとするブルースを訪れたのは、彼の叔父フィリップ・ケイン。

ブルースの父トーマスの死後、そしてブルースの失踪後ウェイン産業を支え続けた人物です。
フィリップはブルースに父が遺したウェイン産業を継ぐ事を促しますが、ブルースは「それは僕の使命じゃない」と拒否。
会社に戻り「彼は戻る気はないようだ…」とフィリップが報告した相手は。

彼の名はエドワード・ニグマ。豊富な知識と天才的な頭脳の持ち主で、この時点ではウェイン産業の経営顧問の座に収まっています。
彼は停滞し始めるウェイン産業の将来を懸念するフィリップに、ある解決策を持ち出します。
「単純な解決法があるとも。あんたの甥のブルース・ウェインを殺せばいい────」

舞台は変わり、再びブルースvsレッドフード・ギャングの戦い。
ウェイン産業製のハイテク武器を狙って飛行船を乗っ取ったレッドフードと交戦、リーダーのDNAを入手することに成功しますが、調査しても誰のものかは分からず、結局リーダーの正体は謎のままとなってしまいます。

こちらがレッドフードのリーダー。素顔も本名も一切不明な謎の男。
レッドフード・ギャングを倒そうと躍起になるブルース。そんな彼を執事のアルフレッドは「本名を捨て、幽霊のように隠れて戦う臆病者だ」と批判。ブルースと口論になったアルフレッドは彼の元を去りウェイン邸へと戻っていきます。


ブルースは叔父フィリップに博物館に呼び出されます。会社に戻ってこないかとの叔父の誘いに「説明はできませんが、ブルース・ウェインは…死んだんです」と頑なに拒否するブルース。
そんな彼にフィリップは……

報道陣の前に彼の姿をさらし「ブルース・ウェインが戻ってきた」事を世間に知らしめるのでした。
逃げるようにその場を立ち去るブルース。
しかし隠れ家に戻った彼を待っていたのは、待ち伏せていたレッドフードの罠でした。

傷を負い倒れるブルースの脳裏に蘇るのは少年時代の記憶。

父トーマスがくれたマッピング装置を持って屋敷の庭に出た少年ブルースは、庭にあった穴に落ち、父に救出されたもののとても怖い思いをしたのだった……。ブルースは何かに導かれるように実家のウェイン邸を目指します。

戻ってきたアルフレッドの治療を受け、何とか一命を取りとめたブルース。
両親を殺された事件をきっかけに犯罪と戦う事を決心し訓練を積み重ねてきた彼ですが、街は彼の思っている以上に犯罪者がはびこり、そして凶悪になっていた……。
「父さん、もうダメかも…。できると思ってたけど、これじゃ勝てない。別の何かか必要なんだ。意義のある存在が……」
「ブルース・ウェイン」でもなく「名無しのビジランテ」でもない何か……答えを求めて彼はマッピング装置────あの日落ちた暗い洞窟の中を映しているであろう装置を手に取ります。
そして映し出されたものは。

屋敷の地下に広がる巨大な洞窟(後のバットケイブです)と、暗闇の中でかつての彼を恐怖させた無数のコウモリ達が飛び交う光景でした。
「ああ…そうか……。父さん、僕は……コウモリになるよ……

何かを悟ったブルース。彼はアルフレッドの助力も借り、犯罪者に恐怖を与えるコウモリ姿のビジランテ「バットマン」として活動を開始します。

っていうか、こんなの襲ってきたら犯罪者じゃなくても普通に怖いと思うんだ……w
レッドフードの動向を探るブルース達は、彼の恐るべき計画を察知します。
それはエース・ケミカル(ゴッサムの化学工場)で製造した放射性の猛毒を市内にばら撒くというもの。
ブルース・ウェインとしてTVの前に姿を現した彼は、警察や報道陣を集めて計画を暴露します。
そこにブルースを狙うレッドフードの攻撃を受け、現場は騒然となります。

混乱に乗じ工場内に突入したブルースに、銃を突きつけるレッドフード。しかし動じない彼が不敵に笑った瞬間、工場内とその周辺が停電。上空から見たその形は……

ここからはコウモリの時間だ!!

途中で辛い犠牲を出したり、突入してきた警官隊と鉢合わせたりしながらも、ギャングの計画を食い止め制圧に成功。しかし戦いの余波で工場が爆発・崩壊の危機に。そしてレッドフードのリーダーはヘリで逃亡しようとします。

レッドフードを逃がすまいとフックで引きずりおろし、バットマンvsレッドフードの一騎打ちに。
しかし工場内の化学薬品が次々に爆発、建物は炎に包まれ始めます。
戦う二人の足元も崩れていき、バットマンはレッドフードに手を差し出しますが……

レッドフードは鼻で笑い、そのまま下で煮えたぎる薬品の中へ…………


……と、今回はこんな感じで!
内容はバットマンらしいシリアス・サスペンス的な展開で、どんどん張られていく伏線が回収され、現在知られているバットマンの姿になっていくのも読んでて「おおっ!」と思える部分もあったり。
ちなみに今回のメインヴィランであるレッドフードですが、この名前でピンときた方もいるかもですが……彼の正体は後にバットマン最大の宿敵となる、犯罪王子なアノお方です……。「ゼロイヤー」ではさらっと彼のオリジンについても語られていますねw
この「陰謀の街」は続刊の「暗黒の街」とのセットということで、次巻ではエドワード・ニグマこと「リドラー」との頭脳戦を中心に展開していきます。取りあえず今回はここまでー!


次回、主役を再びフラッシュに戻して「フラッシュポイント」!

この「ゼロイヤー」の舞台である「THE NEW 52!」のきっかけともなる大型クロスオーバー作品!
下書きはほぼ出来てるので、近いうちに上げられるかなーと思います…。
もはやCGレベルなスーパーマン(笑)も登場しますよ~

Comment

蝙蝠が・・・

  • スミス
  • 2018-06-09 16:09
  • edit
バットマン、姿は有名で見たらすぐに名前出ますけど、このような奥深さだったとは・・・犯罪者に恐怖を与えるためのコウモリ姿・・・!確かにこの姿で空から飛んで来られたら怖いっ!(デザイン自体は自分的に好みですが、飛んできたら怖いっ!)というか、きっと本物のコウモリに出会っても自分は逃げると思います・・・本物見た事ないのですが・・・w洞窟とか入った事無いので・・・w
殺人はしない!この決め事にも、ぐっと来た感じです。
バットシグナルは解ります!そして武器・・・手裏剣だったのか!確かにコウモリ型は切れそう・・・!

他の皆さんの紹介記事も読ませて頂きましたが、皆!奥深いですよー!!初めて知る事が多過ぎて、世界は広いですね!

スミス様

  • 花月 〔管理人〕
  • 2018-06-09 21:26
今回バットマンでした!
この「ゼロイヤー」はバットマンとして本格的に活動を始める前のお話なので、まだ装備とかも洗練されてないんですが、バットケイブやバットシグナル等おなじみのモチーフが登場してきたりして「これが後でこうなっていくのか!」とワクワクな展開もあったりで面白かったです~

バットマン、空からこんなの飛んで来たら普通に怖いよ!っていうw
「犯罪者に恐怖を~」っていうのは、自分もアメコミ読むようになって知ったんですが、
そんな深い意味があったのかと……。
自分もリアルコウモリは見た事ないですね……。でも暗い中で飛んでたらビックリしそうw
「不殺の誓い」もありますが、凶悪ヴィランでも殺さず刑務所送りにするだけなので、すぐ脱獄されて結局いたちごっこな面もあったり……。あと殺さないってだけで脅迫まがいの事(恐怖の象徴ですし…)や多少痛めつけるぐらいの事はわりと平気でやってたりしますw

バットシグナルは映画やアニメでも出てきますし有名ですね~
バッタランも普通に手裏剣スタイルで投げたり、爆発とか便利機能付きのもあったりします。
他にも色んな武器使いこなしてますよ~
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