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六花の舞う頃

ゆるゆるお絵描き。エジプト神話創作がメインです。

輝ける陽の下も・・・

ちょっと間が空きましたが……予告してた、アメコミです。

「グリーンランタン:シネストロ・コァ・ウォー」Vol.1&2の上下巻!
以下、感想とか。長いよ!!

*   *   *

■「グリーンランタン:シネストロ・コァ・ウォー」
(脚本/ジェフ・ジョーンズ他 作画/アイヴァン・レイス、イーサン・ヴァン・スカイバー他)
漆黒の陽の下も輝ける夜の闇も、光となりし己が恐怖を畏れよ。
正義を阻まんとする者どもは、我が力の如く燃えたぎれ……シネストロの力能が如く!
不死なるガーディアンズ・オブ・ユニバースが組織した銀河警察機構グリーンランタン・コァに最大の危機が訪れた。かつて最強のグリーンランタンと謳われたシネストロが自身の軍団を率いて全面攻撃を仕掛けてきたのだ。
しかもその軍団にはサイボーグ・スーパーマン、スーパーマン・プライム、アンチモニターという強者までもが名を連ねている。果たしてグリーンランタン・コァに反撃の秘策はあるのか、そしてシネストロの真の狙いとは?(巻頭紹介より)

ここまでの伏線や登場人物に関しては前回の記事で解説してますので、まずはそちらを。
「グリーンランタン:リバース」でのハル達との戦いで、惑星クワードへと撤退したシネストロ。
彼はグリーンランタン・コァとはまた別の「恐怖」による新たなコァの結成を決意します。

「他人に恐怖を植え付ける」力に優れた者を求め、黄色のパワーリングが各地に散っていきます。
同じ頃、宇宙で黄色のパワーリングを発見、背後にシネストロの影を感じたハル達は指示を仰ぐべく
ガーディアンズがいるオアに集まります。
そこで回収していた黄色のリングが突如何かに反応、カイルを反宇宙へと連れ去ってしまいます。

反宇宙(アンチマターユニバース)は我々の住む宇宙(正宇宙)との鏡像のようなもので……ま、要するに異次元空間ってことですかね……wちなみにアンチモニターもここの出身です。
突如カイルが消えた原因を探ろうとするハル達GLですが、突然オアが黄色のランタン達────シネストロ・コァの襲撃を受けます。

そのころ、反宇宙の惑星クワードに連れて来られたカイルが見たものは、結集したシネストロ・コァと、その中心にいるシネストロの姿でした。
憑依していたイオンをシネストロに引きはがされ、パワーリングも無いカイル(今までイオンが憑依していた為リングは必要なかった)はなす術もなく捕らえられます。そんな彼に囁くシネストロ。

カイルの母は一年前に原因不明の病で亡くなっていますが、それはシネストロの陰謀によるものでした。母の死は仕方のない病と自分に言い聞かせてきたカイルにとっては、母の死が自分の責任でもあることにショックを受けます。
「さて、次に命を落とすのは一体誰か……怖いか?身を委ねろ……パララックスに
戦意喪失したカイルの前に現れたのは、以前オアのセントラルバッテリーに封印したはずの恐怖の化身パララックス。パララックスはかつてハルに憑りついたように、今度はカイルに入り込み……

パララックス(カイル)にアンチモニター、牢獄サイエンセルから脱出したサイボーグ・スーパーマンとスーパーマン・プライムも加わり、シネストロ・コァは次なる戦いに向けて準備を整えていきます。

一方オアのハル達は何とかシネストロ・コァは退けたものの、宇宙各地で依然ランタン狩りが続き、GLは刻々と死者を増やしていきます。ランタン狩りの嵐は惑星ランタン、モゴにも及び、所有者を探すリングの誘導や隊員のセラピーといったコァにとっても重要な役割を担うモゴを守るべく、キロウォグ率いる一団がモゴへと向かいます。

そしてコァを統率するガーディアンズは、ガンセットとセイドの反対もむなしくオアの書の禁断の章──「漆黒の夜」の予言についての章を削除することを決定します。そして新たな10の法をオアの書に加えることを宣言するのでした。

ガンセットとセイドから、カイルはクワードにいることを教えられたハルは、ジョンやガイと共に救出に赴くことを決意。リングをチャージしようとしたその瞬間、バッテリーから黄色い光が……


反宇宙の惑星クワードへと飛ばされていくハルの脳裏に蘇るのは、死んだ父の最期の姿でした。

戦闘機のテストパイロットだった父は、テスト飛行中にハルの目の前で墜落し、最期の言葉を聞くこともできなかった……。
ハルに父親の幻……恐怖を見せたパララックスはシネストロ・コァの隊員達と共にハルを次第に追い詰めていきます。ジョンやガイとも離れ離れになりピンチに陥るハル。その時……

「疎もうとも、見捨てはせん。グリーンランタンは仲間を決して見捨てない」
現れたのは、かつて暴走したハルに倒され宇宙に放置されていたロスト・ランタンズの面々。
ハルに対しては複雑な感情を持つ彼らですが、ガーディアンズからイオン奪還の命を受け、仲間の危機を救いに現れたのでした。
しかしパララックスは彼らの恐怖を語り……

「恐怖」の感情はGLにとって力の源である「意志」を弱めるものであり、恐怖を覚えることは黄色(恐怖の色)への耐性を失わせるものでした。恐怖の化身であるパララックスにとっては恐怖を覚えたGLなど敵ではなく……ロスト・ランタンズの一人、チャンスをあっさり殺してしまいます。

その頃パララックスの依代にされていたカイルは、出口のない部屋にいました。
部屋の中には一枚の絵が飾られています。それは昔母の家にあったもので、広い空と草原の中に一人の少年が佇む絵でした。

絵の他に何もないこの部屋は、パララックスに囚われたカイル自身の意識が作り出した空間でした。
窓からは外の惨状──パララックスに乗っ取られた自分がハル達と戦う姿が映っています。
何もできない自分に苛立ちを感じるカイルの前に現れたパララックス。一人パララックスに立ち向かうカイルですが。

「諦めろ、恐怖には勝てんぞ……貴様は、俺のものだ!!
カイルの恐怖は「自分が愛する人を失う事」。恋人や母親をすでに失い、仲間のGL達も殺し続けてやる……自分の意識に囚われたカイルに自分を倒せない事を確信したパララックスは姿を消し、カイルは再び一人残されます。カイルが苛立ちに任せて部屋にあった絵を破り捨てようとした瞬間、ふと絵の裏側にあったサインが目に入ります。
そこにはカイルの母モイラ・レイナーの名前────この絵は母モイラが描いたものでした。
知らなかっただけで、母はずっと自分のそばにいた……希望を見出したカイルは、前に進み始めます。

クワードでロスト・ランタンズと合流したハルは、イオン奪還隊とジョン&ガイ救出隊に分かれ捜索を続けていました。ケハーン率いるイオン奪還隊は途中でアンチモニターと遭遇、犠牲を出しながらもイオン奪還に成功。そしてハル達も無事ジョンとガイを救出しクワードを脱出します。
背後にアンチモニターがいる事を知ったハルはGLだけでの対処は困難と考え、ジョンやガイと共に地球のヒーロー達へ援軍を頼むため地球へ向かいます。
その頃オアでは、ガーディアンズが新たにオアの書に加わった10の法の第一条を宣言していました。
その法とは……

シネストロ・コァへの殺人許可……殺人を厳しく禁じてきたGLにとってはまさに異例の法でした。
惑星モゴにて、襲撃してきたシネストロ・コァと巨大な人工都市ランクスに苦戦中のキロウォグ率いる部隊は、殺人許可の指示を受けて勢いづき、新人ソダム・ヤットの活躍もありランクスを破壊、シネストロ・コァの撃退に成功します。
しかし突然の指示に隊員達の反応は様々で、元兵士のイサモットやヴァスのように歓迎する者もいる一方、キロウォグやアリシアのようにどうしても殺人に気の進まない者も。

そして、地球へ向かっていたハル達が見たものは……

シネストロ達の真の目的は、GLの拠点であるオアではなく地球。
この宇宙と、他の51の宇宙を含む多元宇宙(マルチバース)を手に入れるため、多元宇宙の中心に位置する地球を狙っていたのでした。
惑星兵器ウォーワールドにイエローのセントラルバッテリーを設置し地球に侵攻してくるシネストロ・コァ。ハルからの連絡を受けたGLや地球のヒーロー達も続々と集結、ついに最終決戦となります。

……もう訳分かんないですね……w
ちなみにこれ描いたアイヴァン氏曰く「空いてるスペース?キャラ追加だよ!(笑)」だそうです…。

ところ変わって地球のハルの故郷コーストシティ。かつてモンガルに焼き尽くされたこの街は未だに
その傷が癒えず、住民が寄り付かない事からゴーストシティと揶揄されるほどになっていました。
そこに現れたパララックスと対峙するハル。ハルはパララックスの中に囚われているカイルに向かって必死に呼びかけますが……

(右側、腕掴まれてるのが素のハルです)
パララックスはアクションがいちいちグロいです……恐怖の化身だしね!
そしてハルを取り込んだパララックスは、

色が緑から本来の黄色へと変わって完全体(?)に。
絶体絶命かと思われましたが、そこに駆け付けたガイがある物を持って来ます。

それは、母が描いたあの少年の絵でした。
それがきっかけとなり、更にハルの助けもあってついにパララックスから脱出するカイルとハル。
なおも襲いかかろうとするパララックスに、今度はガーディアンズを離れたガンセットとセイドが現れ、地球人4人のバッテリーに分割して封印します。

4人揃って、ここから反撃開始だぜ!!(ここまでがVol.1の内容です……長い!)

シネストロ・コァvsグリーンランタン・コァの戦いが続く地球。
GLには殺人はできないものと思い込んでいたシネストロ・コァの面々は、殺人を許可されたGLの攻撃に騒然となります。しかしシネストロだけは不気味な笑みを浮かべていました。

「宇宙の治安維持」という理念を持つGLですが、シネストロは宇宙を汚す混沌に立ち向かうにはGLの方策だけでは不十分と考え、そこでかつて母星コルガーで行ったように「恐怖」による統治……秩序の維持をするために自らの「恐怖」のコァを創設したのでした。


戦況を打開する切り札が必要と考えたガーディアンズは、カイルに代わる新たなイオンの依代として、ソダムを選出します。

そして始まるイオン(ソダム)vsスーパーマン・プライムの激突。
ソダムも善戦しますが、プライムには及ばず結果は敗北。イオンやスーパーマンをも凌ぐパワーを持つプライムを止められる者は、もはや存在しないかに思われました。

一方コーストシティではガンセットとセイドが、ガーディアンズがオアの書から削除した「漆黒の夜」についての予言をハル達に語っていました。その予言というのは、グリーン(意志)とイエロー(恐怖)に加え、新たにバイオレット(愛情)、レッド(憤怒)、インディゴ(共感)、オレンジ(強欲)、ブルー(希望)のコァが生まれ、7つのコァ同士が争う「光の戦争」が勃発、やがて宇宙すべてが闇に包まれる「漆黒の夜(ブラッケスト・ナイト)」が到来する……というもの。
それを単なる妄想と考えたガーディアンズはこの章を削除、反対したガンセットとセイドを追放したのでした。二人はハル達に「いつものように自分の心に従って行動しろ」と言い残し姿を消します。
ガンセットと別れたハルはカイルと共にコーストシティに残った数少ない住民、弟のジムの家へ。
ジムの家のTVを通じコーストシティ全住民へ、街を出て避難するように呼びかけます。
しかしジムをはじめ住民達は誰一人逃げることなく、緑の光を灯しGLを応援するのでした。

大きな悲しみと恐怖を乗り越えた住民達の意志を目の当たりにしたハルは、シネストロとの最後の戦いに臨むべく飛び立ちます。

戦いの中心地ニューヨークでは地球を手に入れようとするアンチモニターとガーディアンズが激突、
そしてシネストロ・コァとグリーンランタン・コァが死闘を繰り広げていました。
ジョンとガイは、シネストロ・コァが運んできたウォーワールドを爆弾代わりにアンチモニターを倒す作戦に。アンチモニターと共に爆発するウォーワールド、しかしGLの前にサイボーグ・スーパーマンが立ちはだかり……

彼の願いは「完全な死」。爆発で消し飛ぶ彼の顔には満足げな笑みが浮かんでいました。
しかしこの爆発でもアンチモニターを完全に倒すことはできず。ピンチに陥りかけたその時、アンチモニターに恨みを持つスーパーマン・プライムが乱入、アンチモニターを宇宙へブン投げます。
そしてもはや敵味方関係なしに殺しまわるプライムを、ガーディアンズの一人が捨て身の自爆技で多元宇宙へと放逐するのでした。


そしてハルとカイルもまた、シネストロと最後の戦いに挑みます。
3人のリングのエネルギーはもう無く、2対1の殴り合いが勃発。

……今までさんざんリングで戦って来て、最後は拳での殴り合いです……。
「パララックスが見せた、恐怖しつつ死んだ父親の最期の言葉は何か……永遠に分かるまい」
「知る必要なんてない、行動だけで分かる。親父は自分を犠牲にして飛行機を観衆から遠ざけた。
 分かるさ……親父は胸を張って死んだ!」
「命ある限り、宇宙には必ず恐怖が存在する」と言うシネストロに、ハルは。

シネストロを捕縛、コァを撃退するのでした。

ひとまず戦いは終わり、多くの死者を出しながらも街は復興に向かっていきます。
そしてハルの故郷、恐怖を知らない街コーストシティにも人々が戻り始めていました。
ガーディアンズはオアの書の新たな10の法、その第二条の発効を決定。牢獄の中のシネストロは勝利の笑みを浮かべていました。
そしてとある惑星ではガーディアンズを離れたガンセットとセイドが「漆黒の夜」を防ぐべく戦うハル達の助けとなれるよう、「希望」を司る新たなコァの創設を決意するのでした。


一方プライムにブッ飛ばされ、とある暗黒の惑星に辿り着いたアンチモニター。
何者かが彼に声をかけると……

アンチモニターを取り込み、彼自身をパワー源として出現したのは、緑とも黄色とも異なる
8つ目のランタン・コァ、漆黒のパワーバッテリーでした……。


そして続刊「ブラッケスト・ナイト」へと続くーーーー!!!!
「漆黒の夜」の予言や他の5つのコァに関してはそこで詳細が明らかになるみたいなので、手元に来たらいずれ紹介したいなーと。
この「シネストロ・コァ・ウォー」は2巻構成ですが、下巻の後半は短編や解説、スタッフのコメントとかなので見た目ほど長くはないかな?と思います。(そうでもないか……?)
ただでさえ人数多いグリーンランタンに加え、シネストロ・コァや(見せ場は少ないけど)地球のヒーロー達も大勢出てくるので、バトルシーンなんかは見ごたえ十分!な感じで。あと個人的にアイヴァン氏の絵(好きなんです…)いっぱい見れて眼福でしたw
続刊の「ブラッケスト・ナイト」でもアート担当されてるみたいなので……こっちも楽しみ!

次回は気が変わらなければ、久しぶりにマーベルから!
「インビンシブル・アイアンマン:リブート」の予定です~

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