神の中でもさらに力の強さでランクがあって、ごく一部で信仰される地域神と、ラーやアメンみたいな国家神(アメンも元は地方神だったけど)とはハッキリとした力の差があったりします。シビアです……w
っていうか、そんな上位神のラー達と肩並べて軍隊長やってるセト凄いと思うんだ…(笑)
あと精霊はそもそも存在自体が確立してないので、生まれるとか死ぬとかいう事がありません。基本的に殺す事はできなくて、ただそこに「在る」ってだけ。
神の場合はオシリスみたいに死ぬ(冥界送り)こともあります。また信仰を失う(人間から忘れられる)と神としての力を失くし、もとの精霊に戻ります。神界も実力主義なのね(笑)
世界についてなのですが、図で表すならこんな感じかなと。
神界は神もそこそこ人数いますが精霊たちまで含めたら結構な大所帯ですねw
神界と人間界はお互いがお互いによって成り立ってるみたいな、ギブアンドテイクな関係です。
神は人々や国を守る代わりに信仰によって力を保ち、人は信仰し続ける代わりに守護してもらう、っていう。
冥界は他とは違って、基本的には行き来できません。王であるオシリスも死者である以上冥界から出ることはできないし、逆に地上の神や人が簡単に冥界に行くことも出来ないです。
どこかに神界(人間界)と冥界を繋ぐ入口はあるのですが、それを知ってる(通れる)のはアヌビスやソカリスなど両方の世界に関わる者だけ、っていう設定。
■精霊から神へ もっとも一般的なパターン。
基本①→②→③ですが、②の段階がなく①からいきなり③なパターンもあります。
ちなみに次の項の解説イラストではミンが前者、ウプが後者にあたります。
下級、上級は便宜上の呼び分けですが…w同じ精霊でも①と②では全くの別物なんだよっていう。
ちなみにイムセティ達やシア&フウは②にあたります。
①は上のイラストではガッツリ影まで入れてますが、イメージ的には透き通ったような、クラゲみたいな半透明な姿のイメージでした。なので神や上級の精霊との見分けは割とつきやすいです。
この段階では神としての力はほぼゼロで、特に何かする訳でもないけど害もなく…みたいな感じ。特に定まった姿はなくて、そのときどきで見た目が変わったりもします。外見も色々で動物っぽいものや人っぽいもの、何かよく分からないもの(笑)…などなど。
②は前述のように全ての神が通る道ではないのですが、この段階になると精霊でも名前を持ち、神と変わらないくらいの力を持つ者もいます。ただし神と違って人間からの信仰が薄い(神として存在できるだけの力がない)ので、少しでも存在を強固にするため服や体の一部にヒエログリフの名前が入ってます。
書き忘れてましたが仮面などで顔を隠してるものが多いのも同じ理由です。フウは顔出てるけど…w
あと例に出してるアメンですが……今の姿よりこっちのが普通に強そうな(笑)
決定詞がないのは理由があって、精霊とも神ともどっちつかずの中途半端な存在なので、意味(存在)を強める決定詞は無いほうが良いかな…と。あと神でもないのに神の決定詞つけるのもなぁと思ってw
■神々の発生 ほとんどの神は①か②に該当します。③はセクメトしかいません。
いずれも力を失えば精霊に戻るっていうのは共通です。
④はアピス以外にもブキスやムネヴィスといった先触れの雄牛たちがこれになるかなーと。
元人間はムトくらいなものですね。実はかつて人間の神官でした、っていう設定だけはあります。
神になる経緯とか、夫となるアメンとの馴れ初め的なのは一応考えてないこともないのですが…描くかどうかは未定です。できれば漫画で描きたけど、ページ数と内容的に自分の気力が続きそうにないw
あとバステト&マヘスは姉弟なので②に該当するのですが、二人の両親はもとは神(少なくとも二人を生んだ時点までは)だったのですが、その後力をなくして精霊になってる、っていう設定です。ちなみに精霊は子供を作ることはありません(生死の概念ないので)。
うまく説明できてない上に長々書きましたが、ひとまずこんな感じでー!