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「イモータル・アイアンフィスト」
(脚本/マット・フラクション&エド・ブルベイカー 作画/デイビッド・アジャ他)
マーベル・ユニバース屈指の拳法の使い手のルーツをめぐる、壮大な戦いの幕開け!
伝説の都市“崑崙(クン=ルン)”で格闘技を学んだダニー・ランドは、不死の龍の力を手に入れ、
“気”を操って必殺の拳を放つアイアンフィストになった。しかしアメリカに戻り、大企業を相続した彼を待っていたのは、かつてない苦境と、アイアンフィストの称号にまつわる驚異の歴史だった……!
(巻頭紹介より)
感想に入る前に…恒例の(?)キャラまとめー!
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アイアンフィストは最近アニメなどに登場する機会もあって、名前や能力のことはある程度知ってたんですが、今回解説書くのに色々調べてて、思ったより過去が重いなと……。
両親殺されるor死んでるとかアメコミではあるあるかもしれないけど(有名どころだとバットマンとか)…むしろ両親健在なキャラの方が少ない…?のかも。
解説にもあるように「アイアンフィスト」は個人名ではなく称号なので過去に何人もいて、本編では
歴代のアイアンフィスト達のエピソードも少し語られています。
そして本題の「イモータル・アイアンフィスト」ですが。
脚本のマット・フラクションと、メインの作画を担当しているデイビッド・アジャは以前紹介した
ホークアイを担当してる二人ですね。
個人的にアジャ氏の絵が好きで、邦訳待ってましたァー!という感じでw買うよね!
独特なコマ割りやデザイン的なイラストを描かれる方です。
「イモータル~」ではメインのストーリー部分をアジャ氏が、途中に挟まる過去のアイアンフィスト達のエピソードや回想シーンなどをそれぞれ他のアーティストさん達が描かれています。
こういう風に途中でアートがコロコロ変わるのはアメコミでは割とよくある事で、最初は少し混乱したですが……さすがにもう慣れたよw(あと表紙と中身でアーティスト違うとかね!)
ストーリーとしては、父が残した会社「ランド・コープ」の社長となったダニーに、ある大きな商談が舞い込みます。しかしその裏には秘密結社ヒドラが絡んでいたのでした。
ヒドラに狙われ危機に陥るランド社、そしてダニー自身も体内の「気」が乱れ倒れるように。
それが意味するのは彼以外の誰かがシャオラオの力、つまり「アイアンフィスト」を使ったという事。
ちょうど時代は超人登録法によりヒーロー同士が争う「シビル・ウォー」の真っ最中で、正体を隠してきたアイアンフィストは反対派として表立ったヒーロー活動もできず潜伏を余儀なくされています。
それでもヒドラと戦う道を選び、龍の力を使う謎の人物の正体を探ろうとするダニーの前に現れたのは、長い間行方をくらましていた彼の前代のアイアンフィスト、オーソン・ランドールでした。
彼もアイアンフィストなのでダニーのように拳で戦う事もできますが、基本的な戦闘スタイルとしては
二丁拳銃に「気」を込めて弾丸発射…というもので。
(使い手によって気の性質は変わってくるようで、過去の話でも矢に気を込めて放つ描写もありました)
おかげでダニーには「ガンフー」言われてましたがw
カッケェんだよこれが…!
そして今回のヴィラン、ダボス。
アイアンフィストの宿敵で、またの名を鋼蛇(スティール・サーペント)とも。
正直、これ読むまで知らないキャラでしたが……かつて崑崙でダニーの父ウェンデル・ランドに敗れた過去があり、ヒドラの部隊を率いてダニーとオーソンの事を狙ってきます。
オーソンはダニーにアイアンフィストの歴史書を手渡し、「アイアンフィスト」という称号にまつわる歴史……これからダニーに待ち受ける戦いについて語り始めます。
クン=ルンをはじめとした異界に存在する7つの都市のこと、それぞれの都市に属するアイアンフィストを含めた全部で7人の戦士「イモータル・ウェポン」のこと、そして(オーソン曰く)「血と死に満ちた伝統」、彼らが一堂に会し戦う「武闘会」のこと…など。
武闘会やイモータル・ウェポンなど、伏線もバリバリ張っておいていよいよこれから……!という所で終わってしまうので、これ一冊だけだとかなり消化不良というか…ここで終わっちゃうのかよ!!
という感じでした…。今のところ続編の情報も特にないようなので…どうなることかw
あと、これは本編とは直接関係ないんですが……どうしてもツッコミたかった、これ。
(※ダニーです)
お前のTシャツの方がどういう事だよ!と…思わずツッコんでしまったw
本当は全然笑うようなシーンじゃないんですけどね……(むしろシリアス)
と、今回はこんな感じで!
次回は俺ちゃんの予定です。気が変わらなければ……多分w
ようやくですが、映画「デッドプール」「スーサイド・スクワッド」観ました!
そちらの感想とか、余裕あれば絵とか描きたいな…と。
アイアン!
スミス様